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未然に防いだトラブルは評価されにくい

こんにちは。フィックスポイントの冨です。

緊急事態宣言もようやく解除となりまして、最近、ネット論壇を眺めていると、 「8割オジサン」こと北大・西浦教授の4月上旬に公表したモデル計算結果が過剰すぎて、 結果として政策決定を誤らせたと非難されています。

「40万人以上死亡の可能性」が過剰な自粛要請を出すことになり、結果的に経済に大ダメージを与えた戦犯扱いです。

個人的には、この西浦先生への悪い評価は、リスクを未然に防いだ事は評価されにくいという、 システム運用担当者への評価とすごく被って聞こえたのですよね。

「何かヒドイ事態が起きてから対応した」事は目立ちますし、直感的にわかりやすいのですが、 「ヒドイ事態を未然に防いで、表面上は平静を保った」 というのは、 下手したら「何もしてないよね」と評価されかねないほど、外からみて分かりにくいものです。

実際には、障害を未然に防ぐ構成・運用設計やトラブル時の自動での切り替え、日々の監視など、 「平静を保つ」ための努力は分かりにくいながらも、確実に日々遂行されているわけです。

クラスタ班もウィルス自体のリスクの評価、一般の人の行動特性などを踏まえて、 不確実・不十分な情報のみで、感染拡大防止のための今後の行動指針を打ち立て、 政治を動かして感染を食い止めるためのシンプルなメッセージを啓蒙したのは皆さんもご承知の通り。

結果としては世界でも類を見ないレベルでの死亡数の低さとなって結果を残しました。

もちろん、結果が手段を正当化するわけでもないのですが、どんな業界であっても、 ダメージを最小減に食い止める裏方の仕事は、なかなか評価されないものだなあと改めて思いました。

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冨 洋一
冨 洋一
Kompiraシリーズ導入時のジョブフローセミナー、Kompiraメールマガジン執筆などを担当。 総研の研究部門、技術ベンチャーの技術責任者、アクセス解析ツールの商品開発部門長などを歴任。 Markezine Dayなどデジタルマーケティング関連の登壇実績多数。

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