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「現場猫」案件にみる甘い危機管理

コロナ禍に入ってから、初めての行動制限の推奨が無いゴールデンウィークでしたが、皆さん、お休みになれたでしょうか。

インフラ周りの方はシフトやオンコール対応など、カレンダー通りで無い方もいらっしゃるかと思いますが、

賑わった観光地のニュースなどを見るにつけ、久々に大型連休といった雰囲気を感じました。

そんな中、北海道・知床で観光船の凄惨な事故がありましたが、不十分な装備に甘い状況判断と、まさに「現場猫」案件というべきものでした。

インフラエンジニアの間では有名なキャラクター「現場猫」

工事現場で見かける安全帽をかぶり、変なポーズで「ヨシ!」と指差し確認を行う猫キャラクターを見たことがあるかたもあろうかと思います。

私も訪問先の会社で「現場猫」を使ったポスターを見た頃がありますが、安全確認を呼びかけるというよりは違う文脈で使われることも多いキャラです。

どちらかというと、安全/危険の認知バイアスがかかっている状況で、確認が形式的になっていることを揶揄する意味合いですね。

「慣れてるからOK」といった慢心、手続き無視、安易な妥協など、安全第一の現場では避けるべき行為を「ヨシ!」としてしまう。

たとえば、すでに2つほど承認印が押されている書類で、すでにチェックが入っているから大丈夫だろうと「めくら判」で承認する場合。

こうして事故防止のセオリーを無視した、あからさまに危ない行動を「現場猫案件」とも呼ばれるようになりました。

最近でも大きめのシステム障害のニュースが出ると、経過によっては「現場猫案件じゃん」とネットでツッコミが入ります。

形だけの「ヨシ!」、時間が無いのでテストをスキップ、ドキュメントの不備・不足、エラーが出ないように解除など、禁じ手を駆使して安全軽視と受け取られないように、反面教師としていただければと思います。

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冨 洋一
冨 洋一
Kompiraシリーズ導入時のジョブフローセミナー、Kompiraメールマガジン執筆などを担当。 総研の研究部門、技術ベンチャーの技術責任者、アクセス解析ツールの商品開発部門長などを歴任。 Markezine Dayなどデジタルマーケティング関連の登壇実績多数。

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