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作業を自動化しても業務が効率化しない場合

こんにちは。フィックスポイントの冨です。

「戦術のミスは戦略でカバーできるが、戦略のミスは戦術ではカバーできない。」という言葉があります。

「戦略」の定義はいろいろありますが、物事を進めるための行動の方法、時期、場所を定め、目的達成のために、ロジスティクスなども含めて適切に運用する方策といった所でしょう。

一方で「戦術」は軍事であれば戦力の運用の術策であり、戦略を遂行するための具体的な手段とも言えます。

つまり戦争であれ何らかのプロジェクトであれ、推進するプロセスが妥当でなければ、現場でいくら善戦しようとも、全体としてみれば勝利はおぼつかない事を意味します。

ビジネスの現場でも同様で、現場はめちゃくちゃ頑張っているにも関わらず、部署や会社レベルで見ると冴えないといった事があります。

タイトルの話に戻ると、現場では一所懸命に作業の自動化を進めているものの、部門・プロジェクトレベルでは、あまり変わった様子が無いなあといった声を耳にします。

お話をよくよく伺ってみると、自身の業務範囲の中で自動化を頑張って進めていて、その分については確かに楽になったものの、「自動化」が部門やプロジェクトに浸透しているとは言えずに、適用範囲が限定的になっているというわけです。

つまりは戦術レベルで頑張るボトムアップのアプローチの限界ではないでしょうか。

自動化ツールは多々ありますが、より効果的に導入しようとする場合には、局所最適に陥らないような工夫が必要になります。

戦略レベルとは言わないまでも、業務プロセスの改善・効率化を進めるにあたっては、それぞれの業務を横断するモノや情報の流れを整理する必要があります。

ワークフロー図やトヨタ生産方式でいうところのVSM(Value Stream Mapping)などを作成し、各ステップの所要時間や制約条件などを明らかにしていきます。

「業務自動化」がそのボトルネック部分や制約条件に対応出来ていなければ、

結局の所、アイドリングタイムが長くなるだけです。

その一方で、もっとも自分の担当外に広げようとすると、社内手続き面でのオーバヘッドが大き過ぎて、結局、現状維持志向になってしまうという話もあるんですよね。

もともと保守的な空気感が強いのがシステム運用の職場ですから、ITマネージャーは上手に指揮する必要があるように思います。

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冨 洋一
冨 洋一
Kompiraシリーズ導入時のジョブフローセミナー、Kompiraメールマガジン執筆などを担当。 総研の研究部門、技術ベンチャーの技術責任者、アクセス解析ツールの商品開発部門長などを歴任。 Markezine Dayなどデジタルマーケティング関連の登壇実績多数。

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